《プロが教える!》事前入札でプレミアムエコノミークラスにアップグレードできる「Bid My Price」落札額の相場は?【2018年9月更新】




はじめに

普段、国際線の「プレミアムエコノミー」クラスを利用することがありますか?

プレミアムエコノミーとは、エコノミークラスとビジネスクラスの中間にあたるもので、ビジネスクラスほど運賃は高くはないけれど、エコノミークラスよりはサービスが充実している、といった予約クラスになります。

実際にプレミアムエコノミークラスを利用した記録はこちらをご覧下さい。

《プレミアムクラスエコノミークラスの乗りごこちは?》2018年5月 ANA231便 成田→ブリュッセル 搭乗記録【2018年9月更新】




プレミアムエコノミークラスは原則100%マイル加算

プレミアムエコノミークラスは、どの路線もビジネスクラス程高額ではありませんが、それなりの運賃になります。

マイレージは100%加算されます。

搭乗前はラウンジを利用することが可能です。

《空港ラウンジ》成田空港 ANA国際線ラウンジの様子【2018年9月更新】




2018年4月にANAが「Bid My Price」という仕組みをスタート!

《プロが教える!》事前入札でエコノミーからアップグレードできる「Bid My Price」サービスが運用スタート!【2018年9月更新】

Bid My Priceは、エコノミークラスからプレミアムエコノミーにアップグレードするための入札制度です。

プレミアムエコノミーに搭乗したことがある人は案外少ないかもしれません。

値段、サービス、座席などがエコノミークラスとビジネスクラスの中間となる予約クラスです。

最近、航空会社各社はファーストクラスを廃止し、ビジネスクラスに非常に力を入れており、サービスが年々拡充しています。

ANAも中長距離路線で「スタッガードシート」を採用し、全ての席が席通路に面しているように配置し、フルフラットにもなるのでゆっくりくつろぐことが可能です。

少し前までは、「プレミアムエコノミークラス」も珍しいものではありましたが、ANAやルフトハンザドイツ航空を始め、少しずつ広がっていったように感じます。




ANAでは超大型機A380機を導入

ANAのA380が間もなくホノルル就航 工場からロールアウト 年内に塗装完了 世界初の海外日系ファーストクラスラウンジ【2018年9月更新】

ANAが2019年からホノルル路線に投入するA380型機では、家族やカップルに向けたペアシートが導入される予定です。

ビジネスクラスは単価が高く、航空会社にとって非常に収益性の高い予約クラスです。

なるべく多くの人に利用してもらうため、各社さまざまな工夫がされています。

 

サービスの差も歴然ですが、価格差も大きいです。

路線や時期によってもことなるものの、エコノミークラスとビジネスクラスの価格差は2倍とか3倍、それ以上ということも少なく有りません。

 

そこで、その間を埋めるために用意されたのがプレミアムエコノミークラスです。

明確な定義は無く、受けられるサービスは航空会社によって違ってきます。

大抵、エコノミークラスよりもシートの質が良く、ビジネスクラスの一部のサービスが体験できるようになっています。

 

普段エコノミークラスしか利用しない人にも、1ランク上のサービスを体験してもらう役割を持っているのが、プレミアムエコノミーです。

ビジネスクラスは会社の経費で認められていなくても、プレミアムエコノミーであればOKというところは、実際に多いです。

殆んどの航空会社では、プレミアムエコノミーは国際線のみで提供されています。

日本でいうと、東南アジアなどの比較的中長距離路線が多いです。

機内食に関しては、エコノミークラスと同じであることが多く、それに追加してビジネスクラスで提供されているアルコール類が一部選択できたり、ビジネスクラスで提供されるデザートが追加されたりします。




プレミアムエコノミークラスの料金は?

では、プレミアムエコノミークラスの価格はいくらでしょうか?

東京〜東南アジア路線のANAの片道の目安の金額を調べてみました。

エコノミークラス:約35,000円

プレミアムエコノミー: 約90,000円

ビジネスクラス: 約180,000円

 

圧倒的な価格差ですね。

ビジネスクラスにするだけで運賃5倍以上、プレミアムエコノミーでも運賃約3倍。

ちょっと難しいですよね。

SFC(スーパーフライヤーズカード)を入手すれば、状況は変わる

プレミアムエコノミークラスは座席以外にも、

・専用チェックインカウンターが利用できる

・ANAラウンジが利用できる

・預け入れ荷物にプライオリティ・タグを付けてもらえる

といったサービスを受けることが可能です。

人によってはとても有意義に映るでしょう。

一方で、上級会員やSFC会員の人にとっては、プレミアムエコノミーで得られる恩恵は全てカバー出来てしまいます。

 

また、SFC会員になると、前日の段階で空席が有れば、無料でエコノミークラスからプレミアムエコノミークラスにアップグレードが可能です。

このSFC会員になるために「SFC修行」をしている人たちがいます。

プレミアムエコノミーはその様な人たちには多く利用されています。

SFC修行関する基礎知識は、下記ページでまとまっています。

《プロが教える!》ANAスーパーフライヤーズカードの一番お得な特典 & 活用のポイント その価値は修行費用以上! SFCカードのメリット・マイルの貯め方を大公開!【2018年9月更新】

まとめると、

プレミアムエコノミークラスは 、現金決済で購入するには高いけど、SFC会員がエコノミークラスにアップグレードするには、ちょうど良い座席クラスということになります。

ANAが始めたBid My Priceとは?

エコノミークラスで予約していたものを、有償でプレミアムエコノミーにアップグレード出来る制度です。

他の航空会社でもすでにビジネスクラス等で導入実績があります。

同じスターアライアンスに加盟しているルフトハンザ・ドイツ航空やシンガポール航空なども同様の仕組みを運用しています。

いくらでアップグレード可能かは、オークションのような入札形式で決定されるので一概に言えません。

 

プレミアムエコノミーに2席だけ空きがあるとします。

そこに5人の方が入札したとします。

その中でも上位の金額をつけた2人に座席が割り当てられます。

 

この制度に参加できる航空券は以下の通りです。

・有償のエコノミークラス航空券

・出発地が日本、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドのいずれか

・日本と、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア路線を往復する路線

若干成約が有りますが、まだサービスが始まったばかりですので、今後対象広がる可能性も十分あります。




入札方法

・空席が有れば、出発7日前にメールが届く

・入札画面にて金額指定

・支払いクレジットカードの登録

・結果メールを待つ

入札の締切が出発の72時間前なので、後は入札結果を待つ形となります。

入札結果についてはメールが送られてきます。

 

金額が同じだった場合は、航空会社にもよりますが、

・航空券の予約クラス

・会員ステータス

・入札実行日時

等を加味して決められるようです。




注意点

注意点がいくつか有るのですが、主なものとして、

・マイルの積算、旅程の変更可否はご購入いただいた航空券に適用されている運賃規則に基づく

・その他の規定は、ご購入いただいた航空券に適用される運賃規則に基づく

この2点をおさえておけば良いかなと思います。

結局、入札には参加したほうがいい?

結論から言うと、入札参加メールがきたら参加した方が良いでしょう。

このサービス自体がまだ始まったばかりなので、思わぬ価格でアップグレードできる確率は0ではありません。

どれぐらいの落札価格になるのか気になる所ですが、やはり対象路線や時期などによって落札条件も大きく変わってくるのが現状です。

区間にもよりますが、中・長距離路線でが、

エコノミークラス→プレミアムエコノミークラスのアップグレードは、3万円〜5万円が相場と言われています。

閑散期では、もう少し安く落札出来た例もあります。

 

長距離路線におけるエコノミークラスとプレミアムエコノミーの差額は10万円~20万円ほどになるケースが多いので、

5万円あたりで落札出来たら、正規でプレミアムエコノミー航空券を購入するよりかなりお得ということになります。

ただしマイルの積算は、元々の航空券の予約クラスに対する割合ですので、高く入札しすぎは危険です。

私がもし入札する場合としたら、東南アジア路線は3万円程度、それ以上の区間は6万円で入札してみたらラッキー、といったスタンスで金額を設定します。




ビジネスクラスのアップグレード

中東の航空会社等では、ビジネスクラスへのアップグレードを行なっているケースも有ります。

こちらも路線や時期によってバラバラなのですが、10万円前後でアップグレード出来るケースがありますし、

会社によってはメールで、○ドルの追加でビジネスクラスにアップグレード出来ますよ!というオファーメールが届くことも有ります。

私が経験したことが有るのが、エアアジアXのホノルル→関西で、200ドル現金払いでプレミアムフラットベッド(ビジネスクラス相当)にアップグレードのお話を頂き、9時間路線をエコノミークラスでと考えると迷わず搭乗しました。

他社のビジネスクラスと比べると食事もアメニティも簡素なものでしたが、それでも寝ながら移動できるのはとても快適でした。

FSCの欧州・欧米路線の相場は10万円から15万円と言われています。

ANAの場合、マイルを使ったアップグレードもありますので、そちらも検討してみて頂ければと思います。

 

いずれにしても、入札のチャンスがあれば、とりあえず入札はしてみましょう。

この制度の影響でSFC特典の無料アップグレードはかなり枠が限られるのではないかと思います。